バイクに積んでキャンプで使うのに良さげだね
と、ツーリングがてらに立ち寄った、筑波山の麓にあるアメリカヴィンテージショップ パラダイスバレー で
衝動買いで真鍮製のヴィンテージフライパンを手にいれました。
取っ手部分でフタの開け閉が可能になっていて、なかなか機能的になっています。
フタに彫刻されている誇らしげな紋章から
どこぞのイギリス貴族がこれで朝食用の卵料理なんかを優雅に調理していたのかな?
とイメージを膨らませます
アレ?でもこれちょっとなんかおかしくない?取っ手を握りながらフタの開け閉めが出来るんですが、これだと、
フタの影になって炒めたりする時に料理中の様子が見えないね?
こんな使いづらいフライパンに刻印まで施して、実用品じゃなくて単なる装飾用のフライパン?
気になったのでググってみました
まずは刻まれている文字の意味から
VIRTUTE NON VERVBIS
びゅーとぅーて のん べるびす
ラテン語で「言葉ではなく、勇気によって」
なるほど…
さらに調べて見ると
イギリス貴族ではなく、なんと
アメリカ陸軍第108ニューヨーク陸軍歩兵の紋章を持つヴィンテージ真鍮サイレントバトラー
だった
白兵戦における最終にして必殺の手段としてフライパンで静かに相手を殴って敵を殲滅ってこと?
まさかね、
× silent battler
silent: 静かな
battler: 戦士
↓
〇 silent butler
柄と、蝶番で取り付けたふたがある小さな容器
silent: 寡黙な
butler: 執事
…ということらしい、
どういう事?
静かな執事のようなスマートなアイテム、例えばテーブルのちょっとしたゴミ、たばこの灰やらパンくずやらをササっとこれに入れて片づけたりするのに使うようである
なるほど、調理用ではなくこの用途だからこそ、このフタの向きなのね。
謎が解けてスッキリしました
アメリカ陸軍の将校達と共にしていただろう、その時代に思いをめぐらしながら、僕は旅先でレトルト食品でも温めるのにコレを使ってみようかなと思います